こんにちは作業療法士の前田です

今回は、昨年、訪問リハビリを担当していた方の弔問へ伺った時の話です。

遺影を見て思わず涙がボロボロ…

少し緊張した中,玄関から下向き加減で仏前まで案内され,手を合わして顔をあげて,目に入った遺影を見て“はっ”として,同席されていた奥様と目が合うと思わず涙がボロボロ…。その遺影がリハビリの時に撮影した写真だったのです。

その方は上位脊髄損傷の後遺症の方で,重度四肢麻痺。ベッドの上で毎日を過ごされている方でした。ご自分では殆ど動くことができないため,訴えは体の不調や生活の不満ばかりでした。

何か精神的にも身体的にも前向きになってもらえないかなぁと考えていた中,十数年も前に作成して,現在は使用せず埃をかぶっている電動車椅子が目に留まりました。“乗ってみますか!!”と本当に十数年ぶりに電動車椅子に乗って運転した時の写真でした。

“本当にあの時の笑顔があんまりよかったから…”

本人様は本当に嬉しそうに楽しそうに声を上げなら満面の笑みで運転される中,私は家中のあちこちにぶつけられながら運転される為,奥様の顔をみながらハラハラ…。

奥様から“本当にあの時の笑顔があんまりよかったから…”とお話を受けた時,私たちの仕事は御家族の気持ちや思い,思い出に強く影響を与えている事を痛感させられました。

今日も訪問へ行ってきます。

今,末期の癌を患っている方を担当させて頂いています。

ご家族とともにどんな思いや気持ちで関わっていけるのか…責任の重さを感じながら少しの使命感を感じて,今日も訪問へ行ってきます。